八王子が世界に誇る伝統芸能「八王子車人形」。この度、国の重要無形民俗文化財の指定にふさわしいとして、国の文化審議会が答申を出しました。
八王子車人形は、文楽に代表される、精巧な三人遣いの人形芝居を一人遣いで演技できるよう工夫されたもので、幕末に初代西川古柳（山岸柳吉）によって考案され、多摩地域などに広がりました。
かつて多数の座があった車人形のうち、八王子に定着し、「八王子車人形西川古柳座」が現在までその芸を伝えてきました。
日本の人形芝居を知る上で重要であり、地域に根ざして伝承された貴重な文化財であるとして、国の文化審議会に評価されました。
これを受けて、「八王子車人形」は八王子市内初の国の重要無形民俗文化財になります。
