クイズ de ポスター


Poster Q&A

02

Q2

“木遣の唄い手”って街を守ってきた人達でもあるんだよ、知ってた?

回答

木遣を受け継いだ鳶は、火事から町を守る「町火消」であり、夜警や祭礼の世話など地域の暮らし全般を支える「町の守り手」でもありました。出初式の梯子乗りは、その火消の心意気を今に伝える技です。

解説

もともと重たい材木や石を運搬する際に息を合わせるための作業唄だった木遣は、鳶職によって受け継がれてきました。当時の鳶は、高所作業の専門技術を持つ職人であるとともに、火事が起きれば延焼を防ぐために建物を壊す“破壊消火”を担う町火消(まちびけし)として、住民の命を守りました。
木遣唄
木遣唄
また、彼らは「町内頭(ちょうないがしら)」として、夜警などの治安維持、溝や井戸の管理、祭礼の準備、山車の操作、正月飾りの取り付け、家屋の修繕、町内のもめごとの相談や仲裁など、地域の暮らしを支える多様な役割も担っていました。つまり鳶は、“火事のときだけ出てくる人”ではなく、日常と非常のどちらにも立つ「町の守り手」だったのです。
木遣
木遣
纏(まとい)振り
纏(まとい)振り
出初式で披露される梯子乗りは、もともと火事場で身軽さが求められた消防手(火消)たちの修練として奨励されていた技ですが、現在では高所作業を専門とする鳶職の技術の見せどころであり、「火消の心意気」を象徴する技として受け継がれています。
出初式
出初式
はしご乗り 裏肝潰し (うらきもつぶし)
はしご乗り 裏肝潰し (うらきもつぶし)