Q3
昔八王子は桑都って呼ばれてたんだって。なんで桑の都なのか、知ってる?
回答
八王子が桑都と呼ばれるようになった由縁は、西行が詠んだという短歌にあります。江戸時代の書物『桑都日記』には、養蚕や絹織物で栄えた八王子宿のようすを伝えています。近年は「桑都の杜」や「桑都ペイ」など、市民生活に身近なキーワードとして再び根づいています。
解説
八王子が桑都(そうと)と呼ばれるようになった由縁は、平安時代に西行が詠んだと伝わる短歌
「字川(浅川)をわたれば 富士の雪しろく 桑の都に青嵐たつ」
にあります。
「字川(浅川)をわたれば 富士の雪しろく 桑の都に青嵐たつ」
にあります。
江戸時代後期に執筆された『桑都日記』では、養蚕や絹織物産業の発展を背景に、“織物のまち”として繁栄した八王子宿のにぎわいを伝え、八王子を「桑都」と称しています。
江戸期から明治・大正にかけて、八王子は繭や生糸、織物の重要な集散地・生産地として発展し、地域の経済を支えました。戦後も時代の流れに適応し、多様なテキスタイル産業へと広がり、その技術は職人の手によって現在まで受け継がれています。
そして近年、「桑都」は歴史の中の言葉にとどまらず、市民にとって身近な言葉となっています。
2026年10月オープンの「桑都の杜」、デジタル地域通貨「桑都ペイ」など、「桑都」は今、八王子の歴史と未来をつなぐキーワードとして、市民生活の中に再び根づき始めています。