クイズ de ポスター


Poster Q&A

05

Q5

高尾山って1000年以上も大事にされてきたんだって。知ってた?

回答

千年以上前に開山した髙尾山薬王院を中心に、為政者から庶民まで篤い信仰を集め、豊かな自然が守られてきました。今も都心に近く自然が残る点が評価され、ミシュラン三ツ星を獲得、年間300万人が訪れる山となっています。

解説

千年以上前に開山したといわれる髙尾山薬王院は、「殺生禁断」を掲げ、高尾山を信仰の場としました。戦国時代には八王子城主・北条氏照が戦略上の必要から竹林伐採を禁じ、江戸時代には徳川幕府も寺領を安堵するなどしたことが、山を守ることにつながりました。
髙尾山薬王院飯縄権現堂
髙尾山薬王院飯縄権現堂
髙尾山薬王院文書(北条氏照発給文書)
髙尾山薬王院文書(北条氏照発給文書)
浄心門
浄心門
江戸期には八王子の人々が薬王院へ登山し火防せや無病息災を祈願したほか、関東一円の村々には高尾山への参拝を目的とした高尾講が結成されるなど、多くの庶民の信仰の対象として親しまれました。また薬王院は、蚕を鼠から守るお札(蚕守護札)を頒布し、多くの養蚕農家からも篤い信仰を集めました。
養蚕守護札
養蚕守護札
また、幕末には横浜開港をきっかけに外国人が絹産業視察のため八王子を訪れ、その足で高尾山へ来訪したほか、大正末期から昭和初期の観光ブームに乗って高尾山は観光地として発展しました。
昭和以降は、高尾山を含む一帯が国定公園・都立自然公園に指定され、多くの方が自然に親しむ場所として整備されました。
最近では都心から約1時間という近さでありながら豊かな自然が残されている点が評価され、2007年にはミシュラン三ツ星を獲得しました。現在では国内外から年間300万人が訪れる山となっています。